空を見上げて
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2008年01月

予防歯科を始めましょう!

皆さん、8020運動ってご存知ですか?

日本歯科医師会が推奨する80歳で20本の歯を残そうという運動です。

しかし、現在の日本人の80歳の歯の平均本数は約7本しかないのです。それに反してスウェーデンなどの予防歯科先進国ではすでに8020を達成しています。その差はどこからくるのでしょうか?人種の違いでしょうか?いやそうではありません。それは、歯科医療を取り巻く国民の習慣の違いなのです。

ニューヨークのサラリーマンの9割は1年のうち1回以上は必ずメインテナンスのために歯科医院を訪れるそうです。日本では、痛くなければ歯科医院へ訪れない人がほとんどのようです。欧米の人に「なぜメインテンスに歯科医院へ行くのか?」と訊ねるとそれは常識だからと答えるそうです。日本人が毎日入浴するように、欧米の人は歯医者さんに予防にいくのです。

虫歯も歯周病も、歯や骨が大きく再生するような画期的な治療は今のところ存在しません。つまり放っておくと減る一方なのです。金属を詰めても治ったわけではないし、虫歯にならないわけではないのです。ですから、一生自分の歯を使っていくためには、虫歯や歯周病の原因である細菌のコントロールが大切なのです。原因がなければ結果は起こりません!

どんなカリスマ美容師でも自分の髪を完璧に切ることなどできません。どんなに器用な歯医者さんでも自分だけで自分の虫歯を防げるとは思っていません。わたしも夜は20分くらい歯を磨いていますが、奥歯と奥歯の間の部分はちゃんと磨けているかどうか自信がありません。

大人になってから虫歯になってしまう場所は大体決まっています。それは、奥歯の歯と歯の間です。なぜならそこは歯ブラシでは除菌が難しいところだからなのです。つまり歯ブラシが当たっている部分は除菌できていますが、当たっていない部分は磨いていないのと同じことなのです。そして奥歯を1本失ったところから、ドミノ倒しのようにお口の崩壊が始まるのです。

フロスや歯間ブラシを駆使して100点満点の歯磨きをすれば、虫歯や歯周病にはならないのですが、それはとても難しいことです。日本人の生活スタイルには合わないのかもしれません。ですから普段は70〜80点くらいの歯磨きを目指していって、残りの20〜30点を歯科医院でメインテナンスしていくことが現実的な虫歯・歯周病予防なのです。

現在ちゃんと奥歯がある人でも50までには数本失ってしまう人がほとんどです。
好んで入れ歯をしている人はいません。虫歯や歯周病は、定期的に細菌をコントロールすることによって防げる病気なのです。痛みがでるのは、病態がかなり悪化している証拠です。痛くなってから歯医者さんへ行くのでは、ほとんどの人が入れ歯になってしまうのです。痛くなる前に、定期的なプロの除菌が大切です!

今からでも遅くはありません。予防歯科を始めましょう!
kiyotauchida

丹野歯科医院tannodentalp  at 01:26コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!