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2009年05月

なぜ虫歯や歯周病は薬だけでは治らないのか?

虫歯や歯周病は、一種の感染症です。感染症の場合、細菌検査をし、適切な抗生物質をしようすることにより治癒しますが、なぜ虫歯菌や歯周病菌は薬だけで治らないのでしょうか?

お口の中には、プカプカ浮いている細菌と歯にこびりついている細菌の2つがあります。プカプカ浮いている細菌には薬が効きます。
しかし、細菌は歯の表面でバイオフィルムという、細菌のコミュニティーを作っていると言われています。
このバイオフィルムというのは、お風呂やまな板のヌルヌルと同じもので、細菌が出すグリコカリックスというネバネバした液で守られています。このネバネバが曲者で、ほとんど薬を通しません。1万分の1しか通過しないとも言われています。
現在のところ、このバイオフィルムの中にいる細菌を倒すのは、機械的な排除しかありません。
IPMPというバイオフィルムを通過する溶媒が出てきたのですが、効果のほどはまだよくわかっていません。

だから、お口のなかの細菌を倒すのは、歯ブラシが一番なのです。
(ただ、一度バイオフィルムを破壊し、外に出てきた細菌には薬が効きますので、全く薬が無効というわけではありません。)


丹野歯科医院tannodentalp  at 11:47コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!